※最終更新:2026年10月01日 10:23 JST。ライブ開始後に確認した公式資料による速報です。公式発表後の文書更新を追跡しています。提供条件は更新される場合があります。利用開始日はプラン・地域・アカウントによって異なります。
最新差分:文書更新で確認した3点
画像の一括処理と実行記録:GPT Image 2.5の既存モデルにBatch APIの対応説明・料金表が追加され、Agents APIにはセッションのトレース取得仕様が掲載されました。
Agents APIの復旧条件:設定・ツール結果の4MiB制限と、失敗済みセッションの再接続時の扱いが追記されました。
API利用上限:ガイドがTier 1〜5の表へ変更されています。各組織への適用や変更時期は未確認で、上限の拡大・縮小とは断定できません。
詳しい出典と確認時刻は記事末尾の追記にまとめています。いずれも公式文書の確認で、こちらでの実機検証結果ではありません。
AIに頼んだ仕事を、毎回チャットを開いて説明し直す。出てきた文章を別のアプリに移す。長い作業が終わるまで、パソコンを開いて待つ。
今回の更新を読むと、こうした手間を減らす機能が並んでいます。継続して働くAI、成果物を一緒に編集する場所、パソコンを閉じても動く開発環境です。
まずは、毎週繰り返している仕事を一つ思い浮かべて読んでみてください。「会議の後処理」「情報収集」「資料づくり」「コードの確認」。自分の仕事と結びつけると、追うべき更新が見えてきます。
まず、当日付で掲載された更新を一覧に
以下は、9月29日付の公式リリースノートで確認した16項目です。当日欄への掲載と、この日に初めて発表されたことは同義ではありません。この一覧だけで各機能の新規性は判定せず、既存機能や関連資料とは区別して扱います。講演で紹介された順番ではありません。
dots:継続的な仕事を任せるAI
Space:資料と成果物をまとめる場所
Pages:AIと人による共同編集
Sites:公開後の編集・定期更新
Meetings plugin:会議の要点と次の作業を整理
GPT-6.1 Sol:Work・Codexの新モデル
Codex Cloud:開発作業をクラウドで継続
Code Review:コード変更を確認・相談
Codex Security Cloud:クラウドでコードの安全性を検査
Pro 500:月額500ドルの新プラン
Pro 200:新規契約再開と利用枠の変更
プロフィール・Sites紹介:自分の活動と作品を共有
Sign in with ChatGPT:外部サービスへのログイン
外部アプリでの利用枠共有:対象アプリでChatGPTの枠を利用
アプリのイベント連携:外部の変化をきっかけに自動化
対話型プラグイン拡張:パネルや編集画面を会話と併用
出典:ChatGPT公式リリースノート・9月29日。以下では、仕事への影響が大きい部分を掘り下げます。
1.dots:会話の間にも仕事を進めるAI
「dots」は、目標を渡し、必要なアプリを接続して、継続的な仕事を任せる機能です。GPT-6 Astraで動き、専用のクラウド上のコンピューターを持ちます。定期的な確認やバックグラウンドでの調査にも対応すると説明されています。dotsの公式ガイド
たとえば、こんな依頼が考えられます。
毎週月曜日に、指定した3社の公式サイトから新しい発表を確認してください。変更点と出典リンクをまとめ、確認できなかったページも記載してください。外部への送信はせず、私の確認用に返してください。
これは使い方の例で、今回こちらで完走を確認した実績ではありません。
大切なのは、「何を調べるか」だけでなく、「どんな形で終えるか」を決めることです。上の例なら、対象は3社、成果物は変更点と出典、外部送信はしない。この程度まで具体化すると、結果を評価できます。
dotsは段階的な提供です。対象プランや地域に条件があり、Enterpriseでは管理者による有効化が必要です。最初の1か月の利用枠に関する特例も案内されていますが、その後の条件は別途発表予定です。永続的に無料と受け取らないようにしてください。提供条件
2.Space・Pages・Sites:作ったものを仕事で使いやすくする
Space、Pages、Sitesの更新は、「AIから返ってきたものを、どこに置いて、誰と使うか」に関係します。会議向けのMeetings pluginも加わりました。各機能の概要は冒頭の一覧と公式リリースノートで確認できます。
ここで注目したいのは、文章を生成した後の工程です。たとえば会議の要約を作っても、担当者が確認し、計画を直し、関係者が同じ資料を見られなければ、仕事は終わりません。
SitesはWebサイトや軽量アプリを作成・共有する機能です。今回の案内では公開後の編集や定期更新が取り上げられています。公開範囲や管理者設定、プラン別の制限は残ります。既存サイトを更新する場合も、確認してから反映する手順が必要です。Sitesの公式ガイド
読者としては、まず「資料を作る時間」と「作った資料を配って使える状態にする時間」を分けてみるとよさそうです。後者に時間がかかっているなら、このまとまりが関係します。
3.Codex Cloud:開発作業を手元のPCから切り離す
Codex Cloudは、リポジトリやツール、依存関係を設定したクラウド環境で開発作業を進める機能です。作業ごとに分離された場所を使い、手元のコンピューターがスリープしても継続できます。クラウド環境の公式資料
Code ReviewとCodex Security Cloudも案内されています。後者はクラウドでリポジトリを検査し、発見事項を調べ、修正案を準備する仕組みです。権限・接続設定・課金の確認が必要です。Codex Security Cloud
開発する人にとっては、「動かしておく機械の面倒」を減らせる可能性があります。ただし、作業が終わったことと、変更を本番に出してよいことは別です。テストと人の確認は、納品条件に合わせて残します。
4.GPT-6.1 Solと料金:名前だけで乗り換えない
APIの変更履歴にも、9月29日付でGPT-6.1 Solが掲載されています。複雑な開発や専門的な仕事向けのモデルとして案内されています。モデル情報
APIのStandard料金表では、短いコンテキスト区分の100万トークンあたり、入力2ドル、キャッシュ済み入力0.10ドル、出力10ドルです。長い入力や別の処理区分では料金が異なり、ツール代なども別に考える必要があります。API料金表
ChatGPTのPro詳細ページにも、Pro 100(月額100ドル)、Pro 200(200ドル)、Pro 500(500ドル)の3段階が掲載されました。ProプランのうちUltrafastを使えるのはPro 500だけで、Pro 100/200でクレジットを追加しても解禁されません。Pro 200では利用枠の変更も案内されています。対象となる既存契約者は2026年10月29日まで従来の枠を維持でき、その後は新しい枠に移行します。契約判断では、自分の契約画面と対象者向け通知を確認してください。Pro詳細案内
また、APIにはAstra向けのUltrafastが文書化されています。待ち時間を減らす選択肢ですが、追加費用や利用制限、対応地域があります。公式総括では、GPT-6.1 Sol Ultrafastは「近日提供予定」とされており、提供済みのAstra向けとは区別が必要です。公式総括 /Ultrafast公式ガイド
乗り換えを判断するなら、同じ仕事を使って、出来上がり、所要時間、修正回数、総費用を比べる。この順番がわかりやすいと思います。
5.外部アプリとの連携:ログインと利用枠は別の話
「Sign in with ChatGPT」は、対応する外部サービスにChatGPTのアカウントでログインする仕組みです。ログインするだけで会話やメモリーが渡るわけではありません。追加の権限は別に扱われます。公式説明
これと、外部アプリでChatGPTの利用枠を使う機能は区別が必要です。後者は対象の連携先に限られるプレビューとして発表されています。どのアプリでも使える、通常のAPI利用料がなくなる、といった意味ではありません。
プラグインも、インストールすればあらゆる情報にアクセスできるわけではありません。外部アカウントの接続と、その利用者・組織の権限が適用されます。プラグインの公式説明
6.サービスを作る側には、ホスト型ブラウザという選択肢
開発者向け資料では、Agents APIのOpenAI-hosted環境でブラウザを動かす手順も確認できました。サイトへのアクセスやログインの要求をアプリ側で受け取り、利用者に確認する流れが示されています。Computer useの公式ガイド
これは、ブラウザを動かすサーバーを自社で管理する負担を減らせる可能性があります。一方、顧客ごとの権限、依頼の受付、途中で止まった作業の再開、成果物の確認などは、提供するサービスに合わせて設計する必要があります。
AWS向けのBedrock Managed Agentsも別の選択肢として文書化されています。OpenAIのAgents APIと、認証や実行環境まで同じという意味ではありません。AWSを使わないOpenAI-hosted構成もあります。公式比較
なお、Agents API自体の公開ベータ開始は9月10日です。今回初めて確認したページや機能を、すべてDevDay当日の新発表として数えることはできません。API変更履歴
続報:公式総括で、仕事の任せ方を変える追加発表を確認
日本時間2時台の確認で、OpenAIの公式総括を読めるようになりました。初報で確認した16項目はChatGPTのリリースノートに載った更新です。総括には開発者向けや企業向けの発表も含まれるため、ここからは初報で詳しく触れていなかった内容を補います。公式DevDay総括
チームで同じ仕事をAIに任せる
「Team Tasks」は、定期的な仕事や、外部アプリの更新をきっかけに動く仕事をチームで管理する機能です。たとえば、週次の報告やプロジェクトの更新整理を共有できます。実行にはチームのサービスアカウントと設定済みの接続を使います。作成者個人のメモリーやチャット履歴が、そのまま引き継がれるわけではありません。チームとTeam Tasksの公式資料
SlackやMicrosoft Teamsでは、会話の中で「@ChatGPT」を呼び出して、同僚と一緒に依頼を進められます。有効化されたチャンネルなら、個人のChatGPTライセンスを持たないメンバーも参加できます。ただし、読める資料や使えるツールは組織の設定次第です。個人の非公開資料や過去の会話まで自動で共有されるわけではありません。Slack・Teamsでの公式案内
Notionなどで、ChatGPTの利用枠を使う
外部アプリでの利用枠共有について、個別の公式ガイドも確認できました。対象例にはNotion、Hermes Agent、Vercel、Devinなどが挙げられています。対象のPlus・Proユーザーは、対応アプリでのAI利用を自分のChatGPT Work・Codexの利用枠に計上できます。APIキーを作成・共有する必要はありません。利用枠共有の公式ガイド
アプリごとに週単位の上限を設定できますが、利用枠そのものが増える機能ではありません。アプリ側の料金が別途かかる場合もあります。また、AirtableやCanvaなどは、ChatGPTでのログインには対応していても、確認時点では利用枠共有の対象外です。ログイン対応と利用枠共有は、分けて確認してください。
会社独自の役割を持つ「specialist dots」も予告
dotsの発表記事では、会社固有の担当業務を持つ「specialist dots」も紹介されています。組織が専用のIDや権限、接続先を用意する構想ですが、現段階では企業向けの限定的な試験から始めるとされています。一般提供済みの機能として扱わないようにします。dotsの発表記事
利用枠の説明も補足されました。dotとの会話はChatGPTの利用上限に算入されませんが、dotが開始・管理するWorkやCodexのタスクは通常どおり利用枠を使います。最初の1か月の特例だけを見て、あらゆる作業を無制限に任せられると考えるのは早計です。
開発者向けは「判断」「操作」「組み込み」が広がる
公式総括には、選択肢を決めて分類や振り分けに使う「Decisions API」、Agents APIのComputer use、Bedrock Managed Agents、音声や複数タスク操作を強化したCodex CLIが掲載されています。Decisions APIは限定プレビューです。Agents APIそのものは先行公開済みですが、Computer useは今回の総括にも明記されました。公式総括
プラグインの作成・提出・発見の改善、Sitesへのプラグイン組み込み、MCPイベント連携も総括に含まれています。共同編集できるスライドは今後数週間の提供予定で、今すぐ全員が使える機能とは区別が必要です。
企業向けのデータ保護とソフトウェア購入にも更新
「Private Intelligence」の一環として案内されたPrivate Safety Processingは、顧客の入力や出力をOpenAIが保持せず、自動の安全性確認を行う仕組みです。ただし、データをどこにも保存しないという意味ではありません。顧客側のクラウドストレージに暗号化した記録を置き、所定の期間保持する設計です。利用にはZDRの承認や接続設定などの条件があります。同じ公式総括で案内されたPrivate Inferenceのプレビューは2026年秋の提供予定で、Private Safety Processingとは別の提供予定として扱います。公式総括 /Private Safety Processingの公式資料
「OpenAI Marketplace」は、対象企業がOpenAIとの既存の契約上の利用コミットメントの一部を、対象パートナー製品に充当できる仕組みです。すべての製品が対象になるわけではなく、適用条件の確認が必要です。契約と支払いはパートナーへ直接行います。Marketplaceの公式説明
今回の追加発表からは、一人でAIを使うだけでなく、チームの仕事や既存アプリの中に組み込む方向が見えてきます。まず確認したいのは、自分のプランで使えるか、誰の権限で動くか、どの利用枠を消費するか。この3点です。
今回の更新から、どこを試すか
私が今回の資料から読み取っているのは、
AIに仕事を頼んだ後の、継続・編集・共有・確認までを製品の中に取り込む動きです。これは発表内容を踏まえた解釈であり、どんな仕事でも自動で完了するという実証ではありません。
最初に試すなら、毎週繰り返していて、成果物の良し悪しを自分で判定できる仕事が向いています。新しい機能を全部使う必要はありません。自分の仕事のどこが詰まっているかに合わせて選べば十分です。
あなたが毎週繰り返している仕事で、AIに任せたいものを一つ、この記事への返信で教えてください。
9月30日03:05(日本時間)追記:API変更履歴にも、9月29日付でAgents APIのComputer useとAstra向けUltrafastが掲載されました。GPT-6.1 Solについては、Responses API内で作業を子エージェントへ分担するMulti-agentのベータ対応と、短いコンテキスト区分のキャッシュ書き込み料金(100万トークンあたり2.50ドル)が明記されています。新たに確認できたのは公式文書の記載であり、こちらでの実機検証結果ではありません。 API変更履歴
Codex CLI 0.159.0では、処理中の新しい入力で方向を修正するオプトイン機能などが案内されました。GPT-6.1 Solの安全性評価資料も公開されています。いずれも、業務の完了や安全性を無条件に保証するものではありません。 Codex変更履歴 / 公式安全評価
10月1日00:07(日本時間)追記:画像の一括処理と実行記録
公式文書に2件の追記を確認しました。GPT Image 2.5の既存モデルSunburst/Flareについて、Batch APIによる画像生成・編集の対応説明とBatch料金表が追加されています。これは新モデル発表や通常料金の値下げを意味しません。
また、Agents APIのリファレンスにセッションのトレース取得が追加され、OTLP形式の実行記録を取得する仕様が確認できます。ただし返るのは取得時点で公開済みのデータで、後続更新の完了を待つ仕様ではありません。
実務ではまとめて行う画像処理と実行状況の確認に関わる変更です。利用可否や動作、実際の費用はまだ試していません。
出典:Batch API / 公式API料金表 / Agents APIリファレンス
10月1日09:13(日本時間)追記
Agents APIの運用条件に説明が追加されました。指示文とツール設定の合計、および大きすぎると拒否されたツール結果は、4MiB未満に収め、メタデータ用の余裕を残す必要があります。設定過大で開始に失敗した場合は、縮小して新しいセッションを作成します。ツール結果は呼び出しが保留中なら、同じ識別子で縮小版を再提出します。
また、失敗済みセッションへの再接続は、保存された失敗を通知して閉じると明記されました。再接続を繰り返さず、状態を確認して復旧する設計が必要です。新機能発表ではなく、今回確認した公式文書の追記で、実機検証は未実施です。
API利用上限の公式ガイドでは、Build/Launch/Growの説明がTier 1〜5の表に置き換わっています。各組織への適用や変更時期は確認できていないため、上限の拡大・縮小とは断定せず、利用時は組織のLimits画面で確認してください。
出典:Agents設定 / ツール結果 / セッションイベント / API利用上限
更新メモ:この速報は公式リリースノートと公開ドキュメントをもとにしています。ライブ映像の全編照合、全アカウントでの提供確認、各機能の実機検証は未完了です。公式資料の追加・修正に合わせて更新します。この速報の続報や、AIを仕事に使う具体例を読みたい方は、無料登録で新着記事を受け取れます。



再接続しても、保存された失敗を受け取って閉じるだけの場合がある。新機能の一覧を見ていた目が、この追記で止まりました。「もう一度つなげば続く」と思ってしまいそうなところまで、説明があるのは助かります。